ホーム ブラジル 米サウジ、ウラン濃縮と再処理認める123協定に署名 予告なし査察含まず

米サウジ、ウラン濃縮と再処理認める123協定に署名 予告なし査察含まず

米サウジ、ウラン濃縮と再処理認める123協定に署名 予告なし査察含まず

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

米国とサウジがウラン濃縮と再処理を認める123協定に署名した。しかし、IAEAの予告なし査察を可能にする追加議定書は義務付けられておらず、UAEの前例とは明確に異なる扱いだ。不拡散懸念と数百億ドル規模の経済利害が交錯する中、この動きが意味するものとは。

米国とサウジ、ウラン濃縮と再処理を認める123協定に署名—追加議定書は要求せず

米国とサウジアラビアは22日、民生用原子力に関する合意に署名し、サウジがウラン濃縮と核廃棄物の再処理を行うことを認める一方で、国際原子力機関(IAEA)の予告なしの査察を可能にする追加議定書への署名は求めない内容で合意しました。

エネルギー省によりますと、米国エネルギー長官クリス・ライトとサウジ側の相当者アブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は22日にいわゆる「123協定」と二国間の保障協定に署名し、米政府はこの文書が米国原子力法に規定された不拡散措置を順守していると説明しました。

新協定はサウジにウラン濃縮と再処理を認める一方で、バイデン政権が求めてきた追加議定書への署名を義務付けておらず、結果としてIAEAによる予告なしの査察が今回の協定には含まれていない点が最大の特徴となっています。

こうした取り扱いは、2009年にUAEが米国と締結した協定で濃縮と再処理の放棄に同意した例とは対照的であり、サウジは1年以上前にIAEAの極めて限定的な監督から申告施設の監視を伴う通常の保障措置へ移行していること、そして皇太子ムハンマド・ビン・サルマンがイランが核兵器を開発すればリヤドも追随すると繰り返していることが懸念材料として指摘されています。

不拡散団体や一部の核専門家はこの協定がサウジによる核兵器開発への潜在的な道を開く危険を指摘しており、兵器管理協会の不拡散政策責任者ケルシー・ダベンポートは上下両院の議員に対して協定の拒否または修正を求めるよう訴えていると報告されています。

米政府は協定を議会に回付しており、文書は議会が90会期日以内に十分な反対票を得られない限り発効するとされる一方で、万が一議会が拒否した場合でも大統領の拒否権を覆すには上下両院で3分の2の多数が必要になると説明しています。

経済面では、AP1000型原子炉の建設契約が数百億ドル規模と見積もられており、カナダ拠点のケメコとブルックフィールド・アセット・マネジメントが共同所有するウェスティングハウスが利益を得る見通しだと伝えられています。

一方で国際原子力機関は米国の発表について現時点でコメントしておらず、今回の協定が地域の核均衡や査察制度にもたらす影響を巡って国内外で議論が続く見通しです。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年7月24日
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