ラマポーサ大統領、自治体と連携する国家水行動計画を発表
ラマポーサ大統領は、国内で長年にわたり自治体が直面している水供給と衛生の危機に対応するため、国家水行動計画を発表し、全国規模での資源動員とサービス回復を本格的に開始すると表明しました。
同計画の中心となる国家水危機委員会(WATERCOM)は、自治体と協働して資源や専門性、新たな民間・公的パートナーシップを動員し、機能不全に陥った給水システムの安定化と重要なサービスの速やかな回復、さらには清潔で信頼できる水と尊厳ある衛生へのアクセス拡大に取り組むと説明されており、地方の現場での対応強化と全国的な調整を一体化する狙いです。
声明では、WATERCOMが国家合同作戦・情報組織と連携する新たなパートナーシップも発表され、これにより水タンク車や建設マフィアを含む水システムに横行する汚職や窃盗、破壊行為の根絶に注力する方針が示されており、治安・情報面での支援を得て不正の摘発と供給網の保護を強める構えです。
ラマポーサ大統領は声明で、WATERCOMが自治体と共に資源を動員し、制度的・財政的な改革に対して協調的アプローチを確保すると述べたうえで、水資産の適切な維持を目的とした水収入のリングフェンシングや、上水の供給および配水インフラへの投資拡大といった具体的措置を挙げ、これらを通じて水の安全保障を達成する考えを示しました。
一方で、国際ネルソン・マンデラ・デーを記念してラマポーサ氏はハマンスクラールで国家水アクセス促進プログラムの開始を発表し、同プログラムには67本のボーリング井戸が含まれると明らかにしており、これらの現場施策は特に資源不足に悩む自治体への即効的な恩恵を意図したものです。
こうした一連の動きは、地方自治体の財政・人的制約と長年のインフラ劣化を背景に、中央政府がより積極的に関与して供給網の再構築を図ることを意味しており、今後は資金配分の透明化や現場での監督強化が成否を左右すると見られます。