国家電網、上半期投資3,100億元超─送電網拡張と再エネ統合を加速
北京、7月24日(新華社) — 世界最大の電力企業である国家電網公司は、2026年上半期に固定資産投資が3,100億元を上回り、前年同期比で12.6%増となったと金曜日に発表し、これが国内の送電網拡張や再生可能エネルギーの系統接続を後押ししたと説明しました。
同社によりますと、こうした投資は都市部と農村部の電網強化を支えるとともに長距離超高圧送電技術を核とする主要送電プロジェクトの稼働や着工を促進したものであり、これに関連して地域間の電力融通能力が向上しているとしています。
同社はまた、揚水発電の開発で世界をリードし続けており、稼働中または建設中の揚水発電所が76基に達し、同社の管理下にある総設備容量は9,500万キロワットを超えたと明らかにし、こうした蓄エネルギーの拡充が電力の需給調整やピークシフトに寄与していると指摘しました。
同社サービスエリアで系統に接続された風力と太陽光の合計容量は上半期に15.5億キロワットに達したとし、これを受けて同社は再エネの大量導入に対応するための系統強化と運用最適化を一段と進めているとの認識を示しました。
市場面では、同社サービスエリアでの市場ベースの電力取引が2026年上半期に3.48兆キロワット時に達し前年同期比25.6%増となったほか、同期間の省間グリーン電力取引は23%増の641億キロワット時に上ったとされ、これらの拡大が再エネの活用拡大と価格信号の浸透を示唆しています。
夏のピーク需要期の始まり以降、同社サービスエリアの電力負荷は2回にわたり過去最高を記録しピークは12.7億キロワットに達したため、同社は信頼できる電力供給を確保する観点から地域間の電力融通と緊急対応の強化を進めたと説明しました。
この動きは国家エネルギー局が示す報告とも整合しており、報告では中国が世界最大の電力供給システムを構築しているとされ、2025年の総電力消費量が10.37兆キロワット時と初めて10兆キロワット時を上回ったことや工業および家庭の顧客数が8億近くに達している点が強調されており、こうした背景が電力インフラ投資の重要性を一層際立たせています。
国家電網の発表を受け、業界内では今回の投資が再エネ大量導入に伴う系統改良と供給信頼性の確保を両立させる試金石になるとの見方が出ており、同社は今後も系統運用の高度化と設備投資を通じて安定供給と脱炭素化の両立を目指していく見通しです。