ブラジル最高選挙裁、8月17日に米大使らへ電子投票機の仕組み説明会を設定
ブラジル最高選挙裁(TSE)は8月17日、米国大使らを招いて電子投票機の仕組みとその安全性を説明する会合を実施すると定め、同時にこの動きをめぐる国際的な注目が高まっています。
同裁判所によりますと、この会合には米州機構(OEA)や欧州連合(EU)、パラスルも選挙監視団の一員として同席する予定であり、TSEは米国大使館からの要請を受けて意見交換の場を設けることになったと説明しています。
TSEの議長であるカッシオ・ヌネス・マルケス氏は6月に25人の大使と会合しており、こうした一連の外交的接触を踏まえ米側が改めて会合を求めている一方で、先週金曜日(24日)にはブラジル政府が米国の国務省関係者2名のビザを却下するという措置に踏み切りました。
却下されたのは民主主義・人権・労働担当の次官補ライリー・バーンズ氏と副次官補サミュエル・サムソン氏であり、両氏は10月の選挙に関連して電子投票機の監視や表現の自由に関する議論を行うための来訪を望んでいたとされていますが、政府側はこれを政治的利用と判断したためビザを認めない決定を下したということです。
このビザ却下は、共和国大統領候補フラビオ・ボルソナロ(PL)が外交官との行事でブラジルの投票機について虚偽の情報を公表した数日後に行われたものであり、TSE側は8月の会合の目的を電子投票機の仕組みを説明しその安全性と公正性を再確認することにあると明言し、同機器を「ブラジル国民の財産」であると位置付けています。
こうした動きは選挙管理の透明性と国際的監視の在り方をめぐる実務的な応酬を含んでおり、TSEは説明を通じて国内外の信頼回復を図る姿勢を示している一方で、外交面では今後の対応が注目される状況です。