CPC、ノヴォロシースク近郊の黒海ターミナルで石油積み替えを再開
カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)は27日、タス通信が伝えた報道部の発表として、ノヴォロシースク近郊の黒海海上ターミナルでの石油の積み替え作業を再開したと明らかにしました。
同社は、海上ターミナルでの積み替え作業が再開され、2隻のタンカーがシングルポイント係留に係留されたうえで、テンギズ—ノヴォロシースク間の送油パイプラインも再始動したと報告し、CPCの各施設は通常どおり稼働していると説明しました。
加えて、同報告は今後のCPCターミナルでの貨物作業は現状に応じ、荷主から確認されたタンカーのスケジュールに基づいて順次実施される見通しだと付け加え、運航計画は荷主との調整に依存するとの認識を示しました。
今回の積み込み停止は、先にターミナル付近で数隻のタンカーがドローン攻撃を受けたことを受けて措置されたものであり、こうした事態を受けた運航停止が続いていたことが再開決定の背景にある形です。
CPCはカスピ海地域から世界市場への石油輸送における主要ルートに位置づけられ、本管はカザフスタン西部の油田とロシアの黒海沿岸を結ぶ1,511キロメートルに及び、同社の海上ターミナルを通じてタンカーに原油が積み込まれる構造になっています。
また、CPCの株主にはロシア側(トランスネフチ経由)やカザフスタン側(カズムナイガス経由)に加え、シェブロンやルクオイル、エクソンモービルの関係会社、そしてロスネフチとシェルの合弁会社などが含まれており、今回の再開は関係各社の利害並びに輸送網の安定性に直接的な影響を及ぼす見通しです。
CPCは今後も荷主の確認を踏まえ、段階的な荷役再開を進める姿勢を示しています。