インド、黒海での商船攻撃を受けウクライナ大使を召喚
リード:外務省は7月18日に商船MV OMORFIが攻撃を受けインド人乗組員が死亡したことを受け、ウクライナ駐インド大使を召喚しました。
外務省は月曜日、ウクライナ駐インド大使オレクサンドル・ポリシチュク氏を外務省に呼び、7月18日に黒海を航行中の商船MV OMORFIが受けた攻撃について重大な懸念を伝えるとともに、商業航行に対するこのような攻撃を断固として非難したと発表しました。声明では、海上航行の安全や航行の自由、国際商取引に与える悪影響を強調し、大使に対して商船を標的とすることについてウクライナ当局にインドの「強い懸念」を伝えるよう要請したことを明らかにしました。
外務省は、MV OMORFIは黒海を航行中に攻撃を受け、報道ではロシア領海内でのこととされるとしたうえで、同船には乗組員10名が乗っておりそのうちインド人が3名含まれていたこと、入手可能な情報によれば1名のインド人が悲劇的に命を落としたと報告して遺族に心より哀悼の意を表すると述べ、残る2名のインド人乗組員については無事と報告されていると説明しました。
外務省によれば、7月18日以降、継続するロシア・ウクライナ戦争のさなか黒海で商船に対する別々の攻撃が相次ぎ、その結果としてインド人5名が命を落としていると指摘しており、具体的には7月20日にオデーサ港を出港していたMV Golden Leoに対する攻撃で乗組員17名のうちインド人5名のうち4名が死亡、別の1名が重体で入院していると発表したこと、さらに在ウクライナ・インド大使館の発表では7月25日にオデーサ港で被弾したMV AGN Ragnarにはインド人4名が乗船しており最新情報で2名の無事が確認され、残る2名については情報を待っているとされ、捜索救助活動が進められていると報告していることを明らかにしました。
こうした事態を受けて外務省は日曜日に、黒海地域で運航または通航する商船への就労を検討しているインド国民に対し、当該任務を受け入れる前に現行の安全状況を慎重に評価するよう促す詳細な助言を発出しました。助言では、就航を検討する船員に対し雇用主や募集機関、船舶運航者から予定航路や寄港地、安全対策、保険の範囲、緊急対応手順などの包括的な情報を取得すること、また雇用契約が国際海事基準に準拠し医療措置や避難、帰国および補償に関する十分な規定を含むことを確認するよう求めるとともに、船員が家族に行動を知らせ定期的に連絡を保つこと、さらに海事管理総局(DGMA)が出す助言、包括的には7月23日に出された最新の海事安全助言に従うよう助言しました。
外務省は加えて、7月24日付の声明で商業船舶に対する攻撃を非難し、関係各者に対して海上航行の安全と保安、ならびに世界貿易の円滑な流れを確保するための国際義務の順守を求めていると述べ、無実の民間船員の命を危険にさらす行為は受け入れられないものであり回避されねばならないとの立場を改めて示しました。