米イラン緊張緩和で原油安、インド株5日ぶり反発
米国とイランの緊張緩和を受けて原油価格が下落し、その波及で世界的な投資家心理が改善したことを背景に、インドの株式市場は月曜日に大幅反発し、5日間続いた下落に終止符を打ちました。
輸入依存度の高いインド経済にとって原油安は追い風となり、海外市場の好調さと相まって幅広いセクターに買いが波及し、特にNifty ITが2.34%と上昇率で先頭に立ち、Nifty Realtyも2.28%上昇するなど相場の底入れ感が強まりました。
主要指標はセンセックスが76,835.78で取引を終え、前日比776.01ポイント、つまり1.02%の上昇を記録し、ニフティは23,995.95で終了して228.50ポイント、0.96%の上昇となりました。
原油市場では報道時点でブレントが1バレル当たり約87.72米ドル、WTIが約82.12米ドルで推移し、イエローメタルは約4,098.02米ドルで取引されており、これらの動きが資源輸入国であるインドの市場心理を下支えしました。
銘柄別ではEternal、IndiGo、Bajaj Finance、Asian Paints、M&M、NTPC、Titan、ICICI Bank、Bharti Airtel、BEL、Reliance、Adani Ports、Kotak Mahindra Bank、ITC、SBI、L&T、Maruti、Trentといった銘柄が上位の上昇リストに名を連ね、一方でHDFC Bank、Power Grid、Axis Bankが下落を主導しました。
Hedged.inのAssociate Vice President – HNI & DerivativesであるRiyank Arora氏は、市場の強い反発について『好意的な海外の動き、ボラティリティの緩和、それに伴う主要銘柄への買い戻しが市場心理を改善し、ベンチマークが重要な心理的水準を回復した』と指摘し、サポート水準が維持される限り短期トレンドはポジティブに保たれるとの見方を示しました。
市場アナリストのVipin Dixena氏も、ウェストアジアの地政学的緊張の緩和と原油価格の急落がリリーフラリーを誘発したと分析し、特にIT、金融、および選別された消費関連銘柄で幅広い買いが観測されたことが下落止まりを裏付けたと述べました。
投資家心理の改善は一時的な需給変化による面もあるため、アナリストらはファンダメンタルの強い銘柄での押し目買いを推奨する一方、慎重なリスク管理を維持するよう助言しており、今後の市場は外部要因と国内のテクニカル動向を改めて注視する局面にあると言えます。