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ブラジル、米追加関税でWTOに協議要請 対米輸出66億ドル影響

ブラジル、米追加関税でWTOに協議要請 対米輸出66億ドル影響

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

ブラジル政府が米国の二つの追加関税を巡りWTOに正式な協議を要請した。影響は対米輸出約66億米ドル相当に及び、機械や木材、油脂、履物、衣料品など幅広い分野で輸出競争力とサプライチェーンの再編を迫る可能性がある。多国間ルールの審判へ向かうこの動きが意味するものとは。

【見出し】

米追加関税をWTOに提訴、ブラジルが協議要請—対米輸出66億ドルに影響

【本文】

ブラジル政府は27日、米国が導入した二つの追加関税を巡り、WTOの紛争解決制度において協議を要請し、正式に法的対応に乗り出しました。

外務省は声明で、米国が1974年貿易法セクション301に基づき採用した措置を不当と断じ、これらがGATT1994に基づく義務やWTOの紛争解決手続きと整合しないとの見解を示しました。うち一つはブラジル向けの特定調査に由来し、デジタル貿易や電子決済サービス、優遇関税の適用、反汚職法の運用、知的財産保護、エタノール市場へのアクセス、違法な森林破壊対処といった多岐にわたる事項を検討した上で、対象品に対し25%の追加関税を課したものとされています。

もう一方の措置は60の経済圏を対象とする広範な調査の結果に基づき、全部または一部が強制労働で生産された疑いのある品目に焦点を当て、ブラジル産品に対して12.5%の追加関税を設定したもので、調査手続きの適正性や基準の適用範囲が争点となっています。

今回の協議要請はWTO紛争解決制度における正式な第一段階に当たり、パネル設置の可能性が生じる前に当事国間で解決策を模索するプロセスを開始するもので、イタマラチ外相は今回の取り組みが米国の関税措置が多国間貿易規範と整合するかどうかを争うことを目的としていると述べています。

開発・産業・貿易・サービス省(MDIC)は、米国が発表した新たな関税が米国市場向けのブラジル産品約66億米ドル相当に影響すると報告し、累積の追加税率37.5%はブラジルの対米輸出の16.5%に相当すると明らかにしました。影響対象には機械・設備や各種木材、油脂、履物、家具、衣料品などが含まれ、省はこれら分野で輸出競争力の低下や供給網の再編を余儀なくされる可能性を指摘しています。

ブラジル政府はまずWTOでの協議を通じて解決を図る構えであり、協議での合意が得られない場合はパネル設置に進む見通しです。こうした動きは、米ブラジル間の貿易摩擦が多国間ルールの適用を巡って新たな局面に入ったことを改めて鮮明にした形です。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年7月28日
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