ルーマニア領空でのドローン問題を巡り、EUがロシア臨時代理公使を召喚
EU外務行動局(EEAS)はルーマニア領空でのドローン事案を受け、同件への対応の一環として本日、欧州連合駐在のロシア臨時代理公使を召喚したと発表しました。
欧州委員会報道官のアヌアル・エル・アヌニ氏はブリュッセルでの記者会見でこの召喚を明らかにし、今回の措置が関係国から説明を求めるとともに対話を促す意図によるものであると述べました。
これに関連してルーマニア外務省は、2026年7月24日から26日にかけて自国軍が無許可で領空に侵入したとして撃墜した3機のドローンを巡り、ロシア大使を召喚して『ルーマニア領空の繰り返しの侵害』であると抗議したと発表しました。
ルーマニア側はさらに、同大使に対してロシアの外交官1名を5日以内に同国から退去させるよう求める口頭の抗議文を手渡したうえ、協議のためモスクワ駐在の自国大使をブカレストに召還したとしています。
これに対しロシア外務省報道官のマリア・ザハロワ氏はTASSに対して、ルーマニアによる大使館職員の追放に対してモスクワはしかるべき対応をとるだろうと述べ、両国間の外交的緊張が続く可能性を示唆しました。
一連のやり取りは、領空侵犯を巡る主張と相互の外交措置が短期間に重なった事例であり、これを契機としてEUとロシア間の対話と緊張管理が改めて問われる状況となっています。