インド経済、2025-26会計年度は実質7.7%成長
インドの経済は、統計計画実施省(MoSPI)が金曜日に発表した暫定推計で、2025-26会計年度の実質成長率が7.7パーセントに達し、年末の第4四半期(1月–3月)には成長率が7.8パーセントに加速したと示されました。
暫定推計によれば、2022-23年価格を基準にした実質GDPは2025-26会計年度に₹323.12 lakh croreに達し、前年度の₹299.89 lakh croreを上回ったほか、現在価格の名目GDPも₹346.36 lakh croreと算出され前会計年度の₹318.07 lakh croreから8.9パーセントの伸びを示しており、こうした数値は実体経済の拡大と物価変動の双方を反映しています。
税金と補助金控除前の部門別経済活動を示す粗付加価値(GVA)も力強く、実質GVAは7.9パーセント増の₹294.91 lakh crore、名目GVAは9.1パーセント増の₹314.87 lakh croreとなっており、これらは幅広い業種にわたる生産活動の回復と持続的な需要を裏付けています。
会計年度末の第4四半期については、実質GDPが₹87.77 lakh croreとなり前年同期の₹81.40 lakh croreから7.8パーセントの成長を記録し、名目GDPは9.1パーセント増の₹94.65 lakh crore、実質GVAは7.9パーセント増の₹80.18 lakh crore、名目GVAは9.9パーセント増の₹86.46 lakh croreとなっており、製造、建設、サービス、運輸、農業関連部門の活発な活動が最終四半期の成長をけん引しました。
農業とインフラ分野も成長を支える重要な柱で、食料穀物生産は年内に5.3パーセント増加して穀物・米・小麦の生産増が全体を押し上げたほか、セメント生産が8.7パーセント増、仕上げ鋼材の消費が8パーセント増といった指標が建設・インフラ投資の堅調さを示しており、商用車や三輪車の販売がそれぞれ12.6パーセント、12.8パーセント増加した点は移動性と事業活動の改善を反映しています。
サービス部門は引き続き成長の原動力であり、国際航空の旅客および貨物輸送が9.7パーセント拡大、国内航空輸送が3.7パーセント成長、鉄道の旅客輸送が5.3パーセント増加したことは旅行・輸送需要の回復が持続していることを物語り、対外面では財・サービスの輸出が9.3パーセント増加した一方で輸入は11.1パーセント増となり、特に機械・設備の輸入が19.3パーセント急増した点は強い投資需要と産業拡大の兆しを示しています。
政府収入の面でも改善が見られ、関税収入は13.5パーセント増、連邦物品・サービス税収入は13.9パーセント増、中央物品・サービス税(CGST)収入は6.4パーセントの成長を記録しており、同時に肥料補助金が21.7パーセント拡大した点は農業部門への政策的支援が継続している実態を反映しています。
今回の推計は、MoSPIが2026年2月に導入した基準年2022-23年の新系列に基づくもので、第4四半期までに利用可能な包括的データを取り入れた暫定値として発表されており、推計は鉱工業生産、GST収入、企業の財務結果、農業生産、輸送統計、貿易データ、政府財政、物価指数といった幅広い指標を用いるベンチマーク・指標方式で作成されたこと、さらに改訂鉱工業生産指数(IIP)や卸売物価指数(WPI)の新系列を今後組み入れる予定であること、改訂推計が2026年8月31日に2026-27会計年度第1四半期の数値と合わせて公表される見通しであることも同省は指摘しています。
暫定推計は、堅調な内需、インフラ活動、回復力のある農業およびサービスの継続的拡大に支えられて2025-26会計年度を通じて成長モメンタムが維持されたことを示しており、実質成長率が7.1パーセントから7.7パーセントへと加速し第4四半期が7.8パーセントに達した最新の数値は、世界的な不確実性の中でもインド経済の回復力を強調するとともに、インドが世界で最も成長の速い主要経済国の一つであるとの立場を改めて裏付けるものです。