ホーム ブラジル 米、ブラジル対象の国家非常事態を1年延長 ブラジル政府、根拠なしと強く非難

米、ブラジル対象の国家非常事態を1年延長 ブラジル政府、根拠なしと強く非難

米、ブラジル対象の国家非常事態を1年延長 ブラジル政府、根拠なしと強く非難

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

米国がブラジルを対象とした国家非常事態をさらに1年延長と発表すると、ブラジル大統領府は即座に根拠がないと強く反発した。司法の独立をめぐる非難と通商上の対抗措置が交錯し、両国間の緊張は表面化している。だが米側は措置の維持を主張し続けており、この動きが意味するものとは。

米、ブラジル対象の国家非常事態をさらに1年延長 ブラジル政府が即座に反発

ワシントン発:ホワイトハウスが29日、ブラジルに関する国家非常事態宣言をさらに1年間延長すると発表したのを受け、ブラジル大統領府広報局(Secom)は同日、延長決定を根拠がないものと断じ、強く非難する声明を公表しました。声明は、米側の正当化が事実に基づかない非難の反復にほかならないと位置づけるとともに、国家主権と立法・行政・司法の独立性を改めて強調しています。

ホワイトハウスは宣言の延長について、トランプ大統領が2025年7月30日に署名した大統領令14323を維持する形だと説明し、同措置は米国連邦官報への掲載と議会への送付を経て、少なくとも2027年7月30日まで効力を持つ見通しだとしています。これに対しSecomは、こうした非難がすでに両国当局間の会合で広く反論されていると指摘し、ブラジルの司法府が独立して連邦憲法に従って行動していることを重ねて強調しました。

米政府は延長の正当化に際して、当初の大統領令を促した状況が依然として存在すると主張し、ブラジル当局の政策や行動が米国の国家安全保障、外交政策および経済に対する脅威を構成すると断じています。文書はまた、デジタルプラットフォーム上のコンテンツ削除や抗議行為に伴う逮捕に関連する最高連邦裁判所(STF)の決定を取り上げ、これを検閲行為と位置づけるとともに、元大統領やその家族、支持者が政治的迫害の標的になっているとの主張を改めて繰り返しています。

これに対しブラジル側は、通商調査の開始や関税課税といった米国側の一連の措置に対して世界貿易機関(OMC)で異議を唱えるなど、外交交渉を強化してきたと説明しており、STFも自らの決定が憲法およびブラジル法に従っていると主張しているため、両国間の緊張は続いています。こうした外交的やり取りが続く中でも、過去1年にわたり米側が講じた措置は維持・拡大されてきたのが現状だといえます。

今後も両国間の緊張は続く見通しで、ブラジルはOMCでの争いと外交交渉を通じて対応を続ける構えです。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年7月30日
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