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米国とイラン、ホルムズ海峡付近で空爆応酬 原油先物一時3%上昇

米国とイラン、ホルムズ海峡付近で空爆応酬 原油先物一時3%上昇

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

ホルムズ海峡付近で米国とイランの空爆応酬が、トランプ氏の合意否定の直後に再燃した。バンダルアッバース周辺を巡る攻防は停戦の脆弱さを露呈し、原油市場にも即時の動揺をもたらしている。では、この緊張の連鎖は中東の均衡をどこまで変えるのか。

イラン革命防衛隊と米国、ホルムズ海峡付近で空爆応酬――トランプ氏の合意否定後に緊張再燃

【本文】

イラン革命防衛隊(IRGC)は、ワシントン当局がホルムズ海峡付近でのイランのドローン作戦を標的に攻撃したとする報道を受け、米軍基地を標的にしたと表明し、トランプ大統領がテヘランとの妥協に近いとの報道を否定した数時間後に敵対行為が再燃しました。

ロイターが匿名の米当局者の話として伝えたところによりますと、米軍はイラン側の攻撃用ドローン4機を撃墜するとともに、バンダルアッバース港にある地上管制所を空爆したと説明しており、同当局者は、そこから5機目のドローンが発進しようとしていたと述べたうえで、これらの行動は「抑制された防御的措置」であり停戦維持を意図したものだと強調しました。

これに対し、タスニム通信が伝えるIRGCの発表は、早朝にバンダルアッバース空港近傍で行われた米国による攻撃への報復として米軍基地への攻撃を実施したとするもので、IRGCはバンダルアッバース近傍の管制所への攻撃が発せられた米空軍基地を狙ったと説明しており、同時にクウェートは攻撃の発信源を明らかにしていないもののミサイルとドローンによる攻撃に対応していると述べ、北部イスラエルでも敵性航空機活動を受けサイレンが鳴ったと報告されました。

敵対行為のエスカレーションは、4月初めに発効した米国とイランとの脆弱な停戦を改めて脅かし、和平合意への期待をそぎ、金融市場にも波及しており、報道を受け米国の原油先物は一時3%超上昇、株価は下落、ドルは上昇するなど、市場は不安定化の兆候を示しました。

今回の一連の経緯は、トランプ氏が同席した閣僚会議で、イラン国営テレビが報じた「商業航行を1か月以内に戻すためにイランとオマーンが共同で航行を管理する非公式な合意案」の入手報道を否定した直後に生じ、トランプ氏は「誰も(海峡)を支配しない」と述べたうえで、オマーンに対しても強硬な言い回しを用いながら合意にまだ満足しておらず、米国はイランへの制裁緩和を議論していないと付け加えました。ホワイトハウスとワシントンのオマーン大使館は直ちにコメントしませんでした。

一方、イラン国営テレビは米国が即時に近傍から軍を撤収するとの報道も伝えましたが、ホワイトハウスはこれを「完全な捏造」と一蹴し、テヘラン側からの即時のコメントはありませんでした。また、同報道では核問題に関する扱いについて触れられておらず、イラン筋は核問題は第2ラウンドの協議で扱われると指摘しており、こうした扱いがトランプ氏の最も近い支持者の一部に受け入れられない可能性があるとも伝えられています。

国内の反応として、イラン議会の国家安全保障委員会の委員長エブラヒム・アジジはXへの投稿で、トランプ氏の発言がウラン濃縮や海峡に対する主張、制裁解除を巡るイランの要求を後退させることはないだろうと述べ、「脅迫と合意の呼びかけを交互に行う」トランプ氏の姿勢が戦略的膠着からの打開を求める動きの一環であると評しました。

要するに、戦争前には世界の石油と液化天然ガス輸送の五分の一を取り扱っていたこの海峡をめぐる軍事的緊張は、両国間の停戦合意の脆弱さと、交渉の障害となっている核問題や制裁の扱いを改めて浮き彫りにしており、中東情勢の不安定化が当面続く可能性を示唆しています。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年5月28日
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