S&P、南アフリカの格付けをBBで据え置き、見通しはポジティブを維持
S&Pは南アフリカのソブリン格付けをBBで据え置き、見通しをポジティブのまま維持したと発表しました。こうした判断は、同社が示す財政動向の改善と政策運営の結果を踏まえたものです。
同社は、税収の改善と厳格な支出管理が2029年までに財政再建を加速させるとの見通しを示しており、これを受けて政府債務の国内総生産(GDP)比率は低下すると見込んでいると説明しました。こうした過程で歳出の効率化が継続すれば、持続的な債務削減に向けた道筋が明確になるとの評価です。
またS&Pは、政府が実現した収入増の成果を評価し、追加的な財源により脆弱な世帯を保護できる点を肯定するとともに、最近実施された一時的な燃料税軽減の導入が長期的な財政健全性を損なっていないと指摘しました。こうした政策の組み合わせが短期的な社会的緩和と中長期の財政持続性を両立させる支えになっていると見ています。
ナショナル・トレジャリーはS&Pの決定を歓迎すると表明しており、中東地域で続く紛争の影響で複数国が格下げを受けるなかで同国の評価が際立っているとの認識を示しました。先週にはムーディーズが南アフリカの経済見通しをポジティブに引き上げており、こうした一連の動きは国際的な評価の改善傾向を改めて鮮明にした形です。
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