IRGC、報復巡航ミサイルでパナマ籍貨物船“WeMSC Sariska”を攻撃と発表
イスラム革命防衛隊(IRGC)広報部は月曜日に声明を発表し、オマーン海で実施した報復ミサイル作戦によりパナマ籍貨物船『MSC Sariska』が巡航ミサイルで被弾したと明らかにしました。声明は、この作戦を先に米国がイラン船『Lian Star』に仕掛けた攻撃への応酬と位置づけています。
IRGCの発表は、先の攻撃を受けた経緯を踏まえてのものであり、オマーン海での一連の事態を受けて改めて軍事的対応を示した形です。報道によれば『MSC Sariska』はイラク付近で被弾したと伝えられており、同地域での緊張が海上輸送に直接影響を及ぼしていることを裏付けています。
これに対し、米中央軍(CENTCOM)は声明で、イラン船『Lian Star』が5月30日にヘルファイアミサイルで機関室を撃たれて被弾したとし、同声明は当該船が4月11日に課された米国による海上封鎖に違反してイランの港に向かおうとしていたと主張しました。CENTCOMの説明は、両者の攻撃と報復の連鎖が海上封鎖を巡る対立と結び付いているとの認識を示しています。
IRGCは『MSC Sariska』への被害の詳細については明らかにしていないものの、声明の中で『この地域で子どもを殺す米国の軍隊によるいかなる攻撃行為も決定的な対応で応じられるだろう』と強く警告しました。こうした表現は、事態が軍事的なエスカレーションの瀬戸際にあるとの姿勢を示しており、地域の安全環境の一層の不安定化を示唆しています。
背景には、停戦発効の3日後に米国が封鎖を課したとされる経緯があり、当該停戦はイランと米・イスラエル連合との間の40日間の交戦を終結させたとされます。イラン側は、恒久的な戦闘終結を図る合意において封鎖の解除が必須であるとの立場を崩しておらず、今回の攻撃と報復は封鎖を巡る政治的対立が海上で継続している現状を改めて浮き彫りにした形です。