ザポロジェ原発がドローン攻撃で約20分間停電、IAEAが軍事的自制を強く要請
ウィーン発、6月3日—国際原子力機関(IAEA)は、ザポロジェ原子力発電所が昨夜、ドローン攻撃により唯一残っていた送電線を切断され、約20分間外部電源を喪失したと報告しました。
IAEAはXへの投稿で、停電は原発対岸にあるニコポリスカヤ変電所へのドローン攻撃によって引き起こされたと説明し、攻撃の発生場所と影響範囲を明らかにしました。
その上で同機関は、軍事紛争下で原発が外部電源を一時的に喪失したのは今回で17回目に上ると指摘し、同様の事態が繰り返されている点の深刻さを強調しました。
送電線が再接続されるまで、IAEAによれば非常用ディーゼル発電機が稼働して原発へ電力を供給したとされ、短時間の停電が発生したものの現場の電源は確保されたと伝えています。
投稿は事務局長ラファエル・グロッシ氏の言葉を引用し、『この事件は再び戦時における原子力安全への恒常的な危険を浮き彫りにした』として、核事故のリスクを避けるため軍事的自制の必要性を同氏が改めて強調したと伝えました。
こうした一連の外部電源喪失は原子力施設の安全上の脆弱性を改めて浮き彫りにしており、IAEAの警告は関係者に対する軍事行動の抑制と国際的な関与を促す形となっています。