パトリオット追加要請、ドイツ備蓄からの移譲を求めるウクライナ
ウクライナは、ロシア軍による空襲の激化を受け、ドイツ連邦軍(Bundeswehr)の備蓄から追加で数十発規模のパトリオットミサイルの移譲をドイツに正式に要請しました、同要請は防空能力の早期強化を狙ったものです。
Bloombergの情報筋によれば、キエフはこれらのミサイルを今年中に受け取りたい意向を示しており、差し迫る脅威への対応を優先する姿勢を明確にしていると伝えています、同情報筋は匿名を条件に要請内容の詳細を説明しました。
情報筋はまた、ウクライナ側が受領の代わりに将来生産される迎撃ミサイルをドイツに引き渡すという交換案を提示したと述べ、短期的な即応力の補強と長期的な供与の見返りを組み合わせる提案であるとしています。
ドイツ政府は現在、ウクライナの要請を精査しており、最終決定には至っていないものの、関係者の一人はその判断が7月のNATO首脳会議の前か会議中に発表される可能性があると指摘しています、政府とゼレンスキー大統領の代表はいずれも追及に対しコメントを控えました。
今回の要請は、ドイツが既に自国備蓄からウクライナへパトリオットミサイルを供与してきた経緯や、4月にキエフがベルリンから確保した€4 billion規模の軍事援助パッケージに米製パトリオット用ミサイル数百発の資金が含まれているという状況と密接に絡んでおり、合意が成立すれば即応的防空能力の補強と同盟内での負担配分の両面に影響を及ぼす見通しです。
ドイツの最終判断は7月のNATO首脳会議に向けた政治的試金石となり、同盟内の調整と将来の供与枠組みをめぐる重要な判断材料となる公算が大きいです。