IAEA事務局長、イランと米国が核問題で枠組み合意に接近しているとの感触を示す
ウィーン発、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は5日、イランと米国が核計画をめぐる枠組み合意に接近しているとの感触を示したと述べ、外交的解決への期待を示しました。
IAEA理事会の緊急会合をエジプト、ヨルダン、モロッコ、サウジアラビアの要請を受けて開催した後、グロッシ事務局長は、協議が進展しているとの認識を改めて示したうえで、今回届いているのは枠組みや組織的な構造に関する合意案であり、諸問題を検討するための時間を当事者に与えることを意図したものだと説明しました。
グロッシ事務局長はまた、西側諸国が新たな対イラン決議を準備しているとする報道のリークについては言及を控え、決議の採否は加盟国の問題であるとの立場を強調し、こうした問題は外交交渉での解決が望ましいとの考えを示しました。これに関連して、事務局の管轄に属さない事項と核に関する技術的な枠組みを明確に切り分ける姿勢も示した形です。
こうした動きを受け、当面は当事者間の協議継続が焦点となり、外交手続きの中で枠組みの実効性と時間配分が今後の主要論点となる見通しです。