西ケープの連続豪雨、試験期間中の学校閉鎖と孤立が深刻化
西ケープ州では連日の豪雨が試験期間中の学校閉鎖を余儀なくさせ、子どもたちの安全確保と地域の孤立が深刻な事態となっています。
ガーデンルート災害管理責任者のゲルハルト・オットー氏は、最初の嵐で684世帯が被害を受けたと推定しているうえで、多くの世帯が未だ緊急避難用キットを受け取っておらず復旧作業は大規模に残っていると懸念を示しました。
クリップリバーでは増水した河川を渡ろうとした男女が流される事故が発生し、救急医療サービスは女性を救助したと報告する一方で、男性は金曜日の捜索活動中に遺体で発見され、ガーデンルート内の別地点でも土曜に別の遺体が確認されたと伝えられています。
オットー氏はこれ以上の死亡を避けるため低地の河川を渡らないよう市民に強く呼びかけるとともに、倒木や浸水のため多くの道路が閉鎖されコミュニティが孤立したままであり支援の手配が追いついていない現状を説明しました。
同氏によればジョージ、ナイズナ、プレットなど東部地域が最初の嵐で最も被害を受け、一部地域では300ミリを超える降雨が観測され、ネイチャーズ・バレーでは約386ミリを記録したといい、今回の二度目の嵐でも同規模の降雨があったとしています。
被害の初期評価として、オットー氏は自治体のインフラ被害が約7億ランドを超え、道路の損失は20億ランドを上回り、農業被害は70億から80億ランドに及ぶ可能性があると見積もっており、復旧費用の規模に対する懸念が広がっています。
学校閉鎖は試験期と重なり、オットー氏は子どもの安全確保を理由に決定したと説明する一方で、学業や地域社会への影響は長期化する見通しであると指摘しました。
現在は水位がようやく下がり始めた段階で被害評価が継続しており、追加の被害判明や支援の必要性がさらに明らかになる可能性が高いため、当局は復旧計画の優先順位付けと緊急支援の手配を急いでいます。