エネルホダル、昨夜の大規模攻撃で民間人3人負傷
メリトポリ発、TASSによりますと、ザポロージエ原子力発電所(ZNPP)の衛星都市エネルホダルは昨夜、ウクライナ軍による大規模な攻撃を受け、民間人3人が負傷する事態となりました。
市長のマクシム・プホフは自身のMaxチャンネルにおいて同夜の被害状況を伝え、同市では銀行の支店2か所と住宅建物1棟が損傷し、さらに1戸のアパートが焼失したと記したことから、生活基盤が直接的に打撃を受けた状況が浮き彫りになっています。
ロスアトムの最高経営責任者アレクセイ・リハチェフは、『ヴェスチ』の記者パーヴェル・ザルービンへのコメントで、ザポロージエ原発を攻撃することでキエフが職員を「テロ化」することを狙っているとの見方を示したと伝えられており、こうした指摘は原発を巡る安全保障上の懸念を一層強めるものです。
こうした中で、国際原子力機関(IAEA)の事務局長ラファエル・グロッシとリハチェフは6月5日、交戦で損傷し3月24日以降稼働していないZNPPの予備電源2回線のうち1回線の修理を可能にするため、周辺での「静寂体制」を発表しており、今回の攻撃はその作業再開にも影を落としかねないとの見方が出ています。
今回の事態は原子力施設周辺の緊張を改めて浮き彫りにしており、住民の安全確保とインフラ復旧の両面で課題が残る状況です。