国産ロボットが溶接ラインを再定義、吉利工場でスマート製造の転換点に
杭州発―浙江省義烏の吉利新エネルギー車工場で、国産の高荷重産業用ロボットが大規模導入され、溶接ラインのスマート化が一気に加速しています。
吉利の広大な溶接工場では、列をなした国産高荷重ロボットが高速かつ隙のない精度で溶接をこなし、火花の舞う作業場に機械の腕がまるで踊るかのような動きを見せています。現場は単なる生産ラインの更新を超え、ハイエンド装備分野における国産技術の到達点を示す象徴となっており、業界関係者の注目を集めています。
瀋陽を拠点とするSiasun Robot & Automationは、吉利とほぼ4年にわたる協業を通じて1000以上の技術的課題を克服し、吉利の主要溶接ラインにおよそ100台の産業用ロボットを導入することに成功しました。これらのロボットを中核とするシステムは自動車メーカーの全面承認を得ており、これにより主流メーカーへの横展開の道が開かれた形で、国内のバリューチェーンの上昇を実証したと評価されています。
この上昇は第14次五カ年計画によるトップレベルの設計や進行中の「AIプラス」構想など上位からの政策支援と旺盛な市場需要を受けて促進され、中国は世界最大のロボット生産国に浮上しました。国家統計局によれば、2025年1月から10月の産業用ロボット生産は過去最高の602,700台に達し前年同期比28.8%増となり、さらに2026年第1四半期のロボット関連輸出額は113.2億元に上り148の国・地域への浸透と産業用ロボット輸出の42%増が中国の国際競争力の高まりを浮き彫りにしました。
国産技術の成熟は現地化を通じて技術的専門知識の共有を可能にしており、知能化製造の専門家ハオ・ユーチェンは、こうした製品の輸出が現地の知能化能力向上を助け世界的なスマート統合を深めるとの見解を示しました。こうした動きは単なる製造効率の向上を超え、中国の先端製造セクターが技術と市場の両面で存在感を強める転換点であると位置付けられます。