インド、ブラジル大統領ルラを国賓として迎える
ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領が、ナレンドラ・モディ首相の招請を受け、2月18日から22日にかけてインドを国賓として公式訪問することがインド外務省の発表で明らかになりました。
ルラ大統領はまず2月19日から20日に予定される第2回AIインパクトサミットに出席するために訪印し、サミット出席を経て、改めて2月21日にモディ首相と首脳間の二国間会談を行う形です。滞在中にはモディ首相が指導者らを迎えて昼食会を主催し、ドゥルパディ・ムルム大統領が会見と晩餐会を催す見込みで、副大統領C. P. Radhakrishnanや外務大臣S. Jaishankarも謁見する予定とされています。
外務省は今回の訪問が両国の戦略的パートナーシップをさらに深化させる機会になると説明しており、貿易や技術、国際ガバナンスといった協力分野の拡大を明確に意図しているとのことです。ルラ大統領には約14名の閣僚と主要企業の上級幹部から成る大規模な代表団が同行し、閣僚レベルではインド側の担当閣僚と会合を持ち、ビジネス代表団は訪問期間中のビジネスフォーラムで実務的な協議を行う見通しです。
両国は2006年以降、民主的価値観や人的交流を基盤に、貿易・投資や防衛、エネルギー、農業、保健・医薬品、再生可能エネルギー、重要鉱物・レアアース、科学技術、デジタル公共基盤、人工知能、宇宙といった幅広い分野での協力を拡大してきたことが改めて示され、これに関連してビジネスや政策面での連携強化が期待されています。ブラジルはラテンアメリカ・カリブ地域におけるインド最大の貿易相手国であり、国連改革や気候変動、反テロ対策など国際課題でも共通の立場を取ることで連携を深めるとの見解が示されています。
今回の訪問はルラ大統領にとってインド訪問として6回目となり、2004年の共和国記念日式典での初訪問や直近では2023年9月のG20サミットでの来訪を踏まえ、両首脳は今後も交流を重ねる見通しで、2025年7月のモディ首相のブラジル国賓訪問や同年11月のヨハネスブルグでのG20首脳会合でも再会する形です。