南ア鉱業、4月はPGM主導で生産8.2%増
南アフリカの鉱業生産は2026年4月に前年同月比で8.2%増となり、前月の2.5%から回復の加速を示し、統計当局が発表した最新データは同国の鉱業活動が回復基調を強めていることを改めて示しました。
Statistics South Africa(Stats SA)の公表によると、今回の強い伸びをけん引したのは白金族金属(PGM)であり、同金属は前年同月比で36.5%の成長を記録して総成長率に8.8ポイントを寄与したほか、鉱業活動全体の押し上げは5か月連続の拡大となったとされ、報告ではニッケルやマンガン鉱石、クロム鉱石も好調であることが指摘されています。
Stats SAの主任調査統計官Juan-Pierre Terblancheは、ニッケル、マンガン鉱石、クロム鉱石の好調ぶりを挙げる一方で、クロム鉱石は前年同月比で8か月連続の成長を維持していると述べ、こうした増産の一方でダイヤモンド、銅、石炭、鉄鉱石、金の生産が4月に減少した事実を併せて示しました。
こうした統計の積み重ねは、PGMが現状の成長を主導する重要なエンジンであるという構図を改めて浮き彫りにしており、これに関連して鉱業回復の持続性を判断するうえではPGM以外の鉱種の動向も注目点となるという見方が成り立つという現状を示唆している形です。