インド・ベトナム、関係を格上げし13件の協力合意に調印
リード:ニューデリーのハイデラバード・ハウスで行われた首脳会談を受け、両国は関係を格上げし13件の覚書に調印しました。
移動とプロセスの詳報:トー・ラム大統領は公式訪問としてニューデリー入りし、ハイデラバード・ハウスでナレンドラ・モディ首相と対面したうえで、幅広い分野にわたる協議を行い、両国関係を「強化包括的戦略的パートナーシップ」へ格上げすることで合意した形です。協議は防衛・安全保障、貿易・投資、科学技術、海洋協力、再生可能エネルギーと原子力、宇宙、人的交流、並びに地域・国際問題に及び、両首脳は協力の強化を段階的に進める方針を確認しました。
交渉内容と具体的合意:今回の訪問のハイライトとなったのは、両国が多岐にわたる分野で13件の覚書に署名したことであり、これに関連して、IREL(India)Limitedとベトナムの放射性・希少元素技術研究所が希土類元素や新興技術分野での協力を正式化したほか、文化分野では2026─2030年の交流プログラムが合意されるなど協力の幅が広がったことが鮮明になりました。金融面ではインド準備銀行とベトナム国家銀行がデジタル決済と金融イノベーションでの連携を深める覚書に調印し、医薬品分野ではインドの中央医薬品標準管理機構がベトナム薬事局と規制協力を強化することで合意しました。
追加の協力項目と意義:地方自治レベルではブリハンマンバイ市公社とホーチミン市が姉妹都市協定を結び、学術・能力構築ではICCRやダナン・ホーチミン市の大学、ナーランダ大学との連携強化が打ち出され、電子技術分野ではインドの電子情報技術省とベトナムの科学技術省が協力を深化させる覚書に署名したうえで、NPCI InternationalとNAPASによる越境QRコードの相互運用性確立でも合意するなど、貿易・人の往来の実務面が着実に整備されつつあります。さらに、公共部門監査や観光振興、チャム写本のデジタル化、インディラ・ガンジー国立芸術センターとの文化遺産協力などが含まれ、文化保全と普及の基盤強化が図られました。
今後の展望:両国は2030年までに250億ドルの貿易目標を掲げ、ベトナムのインド太平洋海洋イニシアティブ参加や農産物の相互市場開放などを通じて経済協力とサプライチェーンの強靭化を進め、地域の平和と安定に寄与する見通しです。