【見出し】
ナイジェリアでの域外農業展開、イランが基盤整備を強調 BRICS会議で協議
【本文】
インド・インドールで開かれたBRICS農業閣僚会議の傍ら、イランのヌーリ・ゲゼルジェ農相はナイジェリアのアブバカル・キャリ農相と会談し、両国間での農業協力拡大を主要議題として協議したと明らかにしました。
ゲゼルジェ農相は、会議の合間に行われた会談で、畜産や家畜用ワクチンの生産・供給、技術知識の移転、農業の機械化および農業機械の開発といった分野を協力の柱として提示したうえで、域外農業の展開に向けた共同プロジェクトの実施方法についても具体的な検討を進める考えを示したと説明しました。
合わせてゲゼルジェ氏は、米国・イスラエルによる対イラン攻撃や、アヤトッラー・セイエド・アリ・ハメネイ氏や数名の司令官、イラン国民の殉教を受けてナイジェリア政府と国民が示した哀悼の意を称賛し、独立国が人民の権利を支持する立場を表明したことは発展途上国間の協力と連帯が一方的な国際行動に対抗する上で重要な役割を果たし得るとの認識を示しました。
これに対し、キャリ農相はナイジェリアの人口が2050年までに約4億人に達する見込みであることを指摘し、食料安全保障の確保が同国政府の最重要課題の一つであると述べるとともに、農業生産と生産性の向上を図るための大規模な計画が進行中であり、現在は耕作可能地の約半分しか利用されていないことから、農業開発や投資誘致、国際パートナーとの協力のための大きな潜在力があると強調しました。
キャリ氏はさらに、約4,200万世帯がナイジェリアの農業部門で生計を立てている現状を挙げ、イランとの技術・テクノロジー分野での協力拡大が農業の近代化と生産性向上に直結すると促したほか、両国は技術移転や域外農業の具体化に向けて引き続き協議を進める見通しであるとしています。