トゥーラ住宅地に死傷者、ロシア各地で123機のドローン撃墜と国防省が発表
モスクワ発、ロシア国防省は15日夜、黒海・アゾフ海上空を含む国内各地域で合計123機の固定翼無人航空機を防空部隊が迎撃・撃墜したと発表し、同夜にトゥーラの住宅地がドローン攻撃を受けた結果、予備報告で3人が死亡し、1歳の子どもを含む3人が負傷したと各州当局が伝えています。
国防省による迎撃の報告は、ベルゴロド州、ブリャンスク州、カルーガ州、クルスク州、オリョール州、ロストフ州、リャザン州、スモレンスク州、トヴェリ州、トゥーラ州、クラスノダール地方、モスクワ州、クリミア共和国の上空およびアゾフ海・黒海上で行われ、トゥーラ州上空では防空部隊が16機を撃墜したとされ、現地の緊急サービスは被災地で救助・消火・現場検証にあたると同時に、地域政府が危機管理センターを設置して対応に当たっていると報告されています。
被害状況はトゥーラ州内のヤムニー、マスロヴォ、ミハルコヴォ、インシンスキーの集落で民家や商業施設が損傷し、窓ガラスの破損などが確認されたほか、トヴェリ州リジェフスキー地区ではドローンの破片が民家に落下したものの屋内の女性にけがはなかったとされ、各地の病院には負傷者が搬送され、トゥーラ州知事ドミトリー・ミリャエフは負傷者に必要な医療支援が提供されていると述べています。
一方、ベルゴロド州では地域作戦司令部の発表や知事ユーリー・スルーサルの投稿によれば、シェベキンスキー地区でもドローン攻撃があり、シェベキノのバス停付近でFPVドローンが爆発して女性が腹部に貫通創と胸部の破片による負傷、男性が胸部に貫通創を負うなど少なくとも2人が重体で搬送され、リジャヴェツ村ではバンに対するドローン攻撃で運転手が負傷し、商業施設や送電線の損傷も各地で報告されているとされています。
また、ウクライナ側とされる夜間の攻撃はヘルソン州周辺でも影響を及ぼし、チョンガル付近の橋やヘニチェスクとアラバット砂嘴を結ぶ橋が損傷して交通が停止したとウラジーミル・サルド知事が伝えており、国防省と各州当局の報告を総合すると、夜間の一連の無人機による攻撃は広域に及んでおり、現場では緊急対応と被害の把握が続いているという現状が浮き彫りになっています。