中国とベトナム、貿易拡大と質向上で連携強化を確認
北京発 李強首相は15日、フン首相の要請で行われた電話会談の中で、中国はベトナムと二国間貿易の範囲を継続的に拡大し質を向上させる用意があると述べ、両国関係の一層の強化に意欲を示しました。
李首相は会談で、トー・ラム国家主席が4月に中国を訪問して習近平総書記=国家主席と会談した経緯に触れ、当該訪問を経て両側が戦略的意義を持つより高いレベルの中国・ベトナム運命共同体の構築に関する重要な合意に達したと指摘しました。李首相はその後、政府部門や地方が訪問の成果の実施に向けた取り組みを強化しており、前向きな進展を遂げているとの認識を示しました。
こうした認識を踏まえ、李首相は両国が発展戦略の整合を深化させるとともに、二国間貿易の範囲拡大と質的向上に努め、インフラの相互接続を推進して越境経済協力区の開発を加速する考えを示しました。さらに、李首相はエネルギー・鉱物資源分野やデジタル経済、人工知能、金融といった先端領域での協力拡大を提起し、より高い水準の相互利益ある成果を目指すと述べました。
両首脳は観光協力年の開催や「小さくとも美しい」生活関連プロジェクトの実施で民間交流の基盤を固める必要性を指摘し、海上における相違を適切に管理・コントロールすることで両国民の友好支持を強化すべきだとの点でも一致しました。これに関連して李首相は、多国間のメカニズム、特に国連や世界貿易機関の枠組みでベトナムと連携を深め、自由貿易と経済のグローバル化を守る用意があると強調しました。
これに対しフン首相は、ベトナムは中国との友好関係を対外政策の最優先事項と位置付けており、両党・両国のトップ指導者が合意した共通認識の実施に向けて緊密に協力する用意があると応じ、より多くの中国企業の投資・事業展開を歓迎し好条件の提供を約束しました。フン首相はまた、ベトナムは中国が今年主催するAPEC首脳会議を支持し、多国間の場で共通の利益を守るために連携する意向を示しました。