ロシアとカザフスタン、10件の文書に調印し共同声明を採択
アスタナ発、5月28日 — モスクワとアスタナは首脳会談に続き、両国間で10件の文書に署名し、両国民の友好の7つの柱に関する共同声明を採択したとTASSが報じました。
ウラジーミル・プーチン大統領とカシムジョマルト・トカエフ大統領は共同声明を採択したうえで、特にカザフスタンに原子力発電所を建設するプロジェクトに関する政府間協定と、当該建設工事を資金提供するための国家輸出信用に関する協定に署名しており、エネルギー分野での制度的な枠組みづくりを両国が改めて確認した形です。
また、署名した文書には、カザフスタンにおける国際中等学校および子ども・青少年の才能開発を目的とするカザフスタン・シリウスセンターの設立・運営に関する政府間協定、並びにアル=ファラビ・カザフ国立大学オムスク支部におけるロシア国民の教育費用を負担するための省庁間協定も含まれており、人材育成と教育面での協力強化も明文化されました。
さらに、石油分野での協力拡大に関する政府間協定や、犯罪収益の洗浄及びテロ資金供与の防止に関する省庁間協力協定への追加文書、通貨スワップ協定、ならびに不正な金融取引への対処に関する覚書にも署名が行われ、金融・安全保障面での制度連携を進める内容が盛り込まれています。
文書一覧にはこれに加え、輸送開発とデジタル化の分野における省庁間協力に関する行動計画、2026〜2030年の原子力・放射線安全規制に関する省庁間協力の行動計画、カザフ保健省とロシア連邦消費者保護・福祉監督局との協力に関する行動計画、及び貨物鉄道輸送のデジタル化推進に関する行動計画といった、輸送・規制・保健分野の具体的な実務項目が含まれているということです。
今回の署名で両国はエネルギー、教育、金融、輸送、デジタル化、保健といった多岐にわたる分野での協力を制度的に整備した形となり、両首脳が採択した共同声明は両国関係の包括的発展を確認するものだと位置付けられます。