ホーム インド インド初の完全デジタル国勢調査 約310万人動員で2026年4月に家屋一覧開始

インド初の完全デジタル国勢調査 約310万人動員で2026年4月に家屋一覧開始

インド初の完全デジタル国勢調査 約310万人動員で2026年4月に家屋一覧開始

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

インドが初の完全デジタル国勢調査を打ち出し、2026年4月から家屋一覧を段階的に開始、約310万人の調査員と大規模なデジタル基盤で世界最大級の列挙作業に挑むという。16言語対応の自己記入ポータルや専用モバイルアプリ、フェーズIIでのカースト列挙など、新旧が入り混じる現場の緊張感が伝わってくる。だが、この巨大なデジタル移行は何を変え、どこに亀裂や期待を生むのか—この動きが意味するものとは。

インド、初の完全デジタル国勢調査を実施へ—2026年4月に家屋一覧開始、2027年を集計基準日とする大規模列挙作業

インドは初の完全デジタル方式による国勢調査を実施すると発表し、家屋一覧を含む第1段階は2026年4月1日から段階的に開始されると国勢調査局長のムリトゥンジャイ・クマール・ナラヤン氏が明らかにしました。

今回の国勢調査は創設以来16回目、独立後8回目に当たり、同氏によれば国内で300万人を超える調査員、監督官および職員が関与する世界最大級の列挙作業となる見通しで、こうした大規模展開を支えるために政府はデジタル基盤の整備と人員訓練を并行して進めていると説明しました。

今回初めて導入される完全デジタル方式では、調査員が専用のモバイルアプリを通じてデータを収集するほか、市民が16言語で利用可能な安全なオンラインポータルを通じて自己記入できるオプションが設けられ、自己記入後に生成される固有のSE IDが調査員による現地訪問時に検証される仕組みです。

自己記入プロセスは、ポータル(se.census.gov.in)へ携帯電話番号などの基本情報でログインし、地図上で所在地を確認したうえで世帯情報を入力、送信するとSE IDが発行され、それを調査員に提示してデータが確定される流れとなっており、自己記入は調査員の戸別訪問に先立つ柔軟な回答手段として位置付けられています。

国勢調査は1948年の国勢調査法および1990年の国勢調査規則に基づいて実施され、基準日は原則として2027年3月1日と定められる一方で、降雪で隔離されるラダックや一部のジャンムー・カシミール、ヒマーチャル・プラデーシュ、ウッタラーカンドなどは例外的に2026年10月1日が基準日となることも明示されました。

実施は2段階方式で、フェーズIは2026年4月から9月にかけて家屋一覧および住宅に関するデータを収集し、フェーズIIは2027年2月に人口の列挙を行い人口統計、社会経済、教育に関するデータに加え、カーストの列挙も第2段階で行われる予定です。

各州・連邦直轄領は家屋一覧フェーズ直前に15日間の自己記入ウィンドウを設ける日程を採用しており、具体的にはアンダマン・ニコバルやデリー、ゴア、カルナータカなどは4月16日から5月15日に家屋一覧を実施し、4月1日から15日が自己記入期間となる一方で、マディヤ・プラデーシュやアーンドラ・プラデーシュ等は5月1日から5月30日を家屋一覧期間とするスケジュールが示されています。

規模面では、政府が国勢調査のために承認した支出は₹11,718.24 croreに上り、調査対象は36の州および連邦直轄領、7,000を超えるサブディストリクト、5,128の法定都市、4,580の国勢調査上の町、そして約64万の村に及ぶため、内務省はモバイルアプリ、自己記入ポータル、リアルタイム監視ダッシュボードを含む専用のデジタルエコシステムを整備し、家屋一覧ブロックの作成にはウェブベースの地図作成ツールを活用するとしています。

人員育成については慎重な積み上げが行われ、まず100人のナショナルトレーナーが専門家によって訓練を受け、そのナショナルトレーナーらが約2,000人のマスタートレーナーを養成し、さらにそれらが約45,000人のフィールドトレーナーを訓練、最終的に約31 lakh(約310万人)の調査員および監督官が約80,000のバッチで研修を受ける体系が敷かれており、地域言語での研修資料も用意することで現場での質の高いデータ収集を確保する狙いです。

方法論やデジタルツール、研修システムの実効性を検証するために実施された全国的なプレテストは2025年11月に約5,000の国勢調査ブロックを対象に行われ、この結果を踏まえてデジタル能力の強化と市民参加の拡大を図ることで、国勢調査2027は政策立案や全国の開発計画を支援するために、より正確でタイムリーかつ包括的なデータを提供することが期待されています。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年5月28日
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