中東の戦火を受け、南ア準備銀行が利上げ決定――政策金利は7%、プライムは10.5%に
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南アフリカ準備銀行の金融政策委員会(MPC)は、5月29日付で政策金利を0.25ポイント引き上げて7%とし、これに伴いプライム貸出金利は10.5%になると決定したと発表しました。声明は、物価上振れリスクを主因に挙げており、決定は国内外のインフレ動向を踏まえたものだとしています。
銀行は、声明の中で中東で進行中の戦争が原油価格を押し上げ、それが南アフリカの燃料価格を大幅に押し上げることでインフレに上振れ圧力をかけていることを主要因に指摘し、こうした影響が3月の3.1%から4月の4%への急上昇を招いたと説明しました。市場や家計に直結するエネルギー価格の上昇が、国内物価の加速を助長している点を強調しています。
レセツァ・カニャゴ総裁は、新しい主要な物価期待調査の結果は来月しか入手できないものの、市場指標とアナリストの見通しは上向きだと述べ、こうした予想を踏まえて委員会はインフレの上方リスクを認識したと説明しました。委員会の採決では4人が利上げ支持、2人が据え置き支持で、こうした結論に至ったとしています。
委員会は、インフレリスクの強まりと複数のショックが重なることで第二次的な物価上昇を引き起こす可能性が高く、そうした事態には金融政策による対応が必要になるだろうと合意したうえで、今年のインフレ率は平均で4.4%になるとの見通しを示しました。MPCは今後も市場指標と物価期待を注視しつつ、必要に応じて金融政策を検討する姿勢を示しています。