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BRICSが国際市場を激震!ロシア供給拡大と中国内需の爆発力

BRICSが国際市場を激震!ロシア供給拡大と中国内需の爆発力

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

ロシアの対欧州ガス供給増と中国の大規模な内需刺激策が同時進行し、BRICSが国際市場の重心をゆっくりと動かし始めている。だがサービス低迷や治安・政治リスクが各国に潜在し、表面的な拡大の裏で不均衡が広がる兆しも。果たしてこの同時進行の勢力シフトは世界の価格や供給網にどのような波紋を広げるのか──この動きが意味するものとは。

ロシアの対欧州ガス供給拡大と中国の内需刺激がBRICSを通じて国際市場の重心を動かす

ロシアが第1四半期に欧州向けガス供給でノルウェーと米国に次ぐ第3位に浮上し、3月にはLNG対欧州出荷が過去最高を記録したことは、エネルギー供給面でのBRICSの影響力が増していることを示す。これに対し中国はサービス消費刺激や大型インフラを強調し内需を下支えする政策を打ち出しており、供給側と需要側の動きが同時に進行している。

一方で各国の国内課題も鮮明だ。インドは高成長予想と大規模なインフラパイプラインを背景に経済基盤を強めているが、湾岸地域での暴力事案がエネルギーと人員の安全を脅かしている。ブラジルは工業生産の回復と燃料関連の監視強化を進め、南アフリカでは政治的対立や治安・公共サービスの議論が続いている。

ブラジル

ブラジルでは工業生産の回復と燃料・エネルギー分野での監督強化が並行して進んでいる。2月の工業生産は前月比0.9%上昇した。大統領は即時決済システムPixを公に擁護し、当局は所得税の還付スケジュールを公表した。リオデジャネイロ州とロンドニア州は燃料に対するICMS税率を引き下げないと表明し、全国的なタスクフォースは全国で5,300を超えるガソリンスタンドを検査したと報告した。加えて、液化石油ガス(LPG)の入札での不正疑惑について当局は調査を開始し、連邦環境当局はヴァーレ・ド・ジャヴァリで侵入者対策の作戦を実施した。

ロシア

ロシアではエネルギー輸出の拡大が顕著な一方、非資源分野やサービス業の弱さが残る。第1四半期にロシアはEU向けガス供給で第3位に浮上し、3月のLNG対欧州出荷は過去最高を記録した。国富基金の残高は4月1日時点で1,650億ドルで、資源・エネルギー以外の輸出は2025年に1,636億ドルに達したと報告された。だがサービス業PMIは3月に49.5に低下しており、経済の一部は停滞している。中国発欧州向けの陸上コンテナ輸送は3月に40%増加している。治安面では当局が一夜にして192機のドローンを伴う大規模な攻撃が行われ、レニングラード州で2人が負傷したと伝えた。

インド

インドでは成長見通しの強さと大規模インフラ投資が並走している。政府は2025/26会計年度の実質GDP成長率を7.6%、名目成長率を8.6%と見込み、純直接税収は約6.78兆ルピーで前年同期比約15%増となった。財務省は第2次ナショナル・モネタイゼーション・パイプラインで商業化可能な資産ポテンシャルを約16.72兆と算定し、PAIMANAのデジタルトラッカーには総額約41.98兆のインフラパイプラインが掲載されている。ニューデリーは欧州連合との自由貿易協定を締結した。外交・安全面では政府が湾岸地域でのエネルギー関連施設や製油所への攻撃、淡水化施設への被害、サウジ領空で迎撃された無人機の活動を挙げ、インド人の死亡が報告されている点を重視している。

中国

中国では内需刺激と大型インフラで雇用・需要の下支えを図る一方、通貨とハイテク分野で課題が表出している。当局はサービス消費を刺激する一連の措置を発表し、第15次五カ年計画の大型インフラ・開発プロジェクトを雇用創出の原動力として強調した。人民元は最近対米ドルで下落している。国際面ではマレーシアと約7,200万ドル相当の26件の協定に署名し、ザンビア当局は中国企業が複数施設の経済区に投資することを可能にする許認可を発出した。民間宇宙セクターではティエンロン3号キャリアロケットの飛行試験が失敗し、香港特別行政区政府はジミー・ライに関連する資産の没収を求める訴訟申請を裁判所に提出した。

南アフリカ

南アフリカでは政治的圧力と治安・公共サービスを巡る争点が燃料高騰や観光回復と交錯している。ANC青年同盟は州首相パニャザ・レスフィの内閣に若手の登用を要求し、フリーステート州で州首相はジンバブエからの不法移民を誘引したとされる職員を指摘した。司法手続きではマドランガ判事の証言を受けて巡査部長ンコシの自宅が家宅捜索され、軍への配備資金を巡る批判が警察力強化の必要性を浮き彫りにした。副大統領ポール・マシャティレは燃料価格の急騰を受けて国民に安心感を与える発言を行い、クワズールー・ナタール州の観光業はイースター週末に約10億ランドの消費を見込んでいる。ケープタウン国際空港付近では凧が送電線に絡まり停電が発生した。

総括

BRICS内部ではロシアのエネルギー供給拡大と中国の消費刺激・大型インフラという供給側・需要側双方の大きな動きが同時進行する一方、サービス業低迷や治安リスク、政治的対立が各国の安定性を損なっている。こうした内外の不均衡がエネルギー市場や資本・供給チェーンに実際の価格変動や供給不安をもたらすという明確なリスクが存在する。

ザ・
THE NEWS 記者
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